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  あの方の剣になりたい―タフターン山にハイキングに行くでござるの巻
   
あらすじ
紆余曲折を経てマスカレイドを取り戻しロアーヌに帰還したカタリナは、そのままミカエルに連れられてビューネイの巣があるタフターン山までやって来た。
 
〈ビューネイの巣のアビスゲートを閉じる〉
イベント進行の流れ・詳細
ビューネイ戦は大きく分けて主人公・グゥエイン共闘とメンバー全員で戦う2パターンありますが二人旅がコンセプトの今回は後者で行きます。難易度的には前者の方が易しいのでお勧めです。
タフターン山を登って、ビューネイの巣に乗り込みます。単純な構造なので迷うことはそんなに無いはず。ビューネイと相見える前にその手下のビューネイ三人衆と戦わねばなりません。蒼龍の鎧は戦利品として貰える物なのでアイテムコンプリートしたい方はビューネイ三人衆と戦ってからグゥエインに乗ってください。
 
 

あの方の剣になりたい。それは半分は虚栄で、半分は本心だ。

私は一介の臣下で、あの方はこの国を統率するロアーヌ侯爵。
自分はあの方に仕える身であって、恋慕の情を抱ける身分ではないのに。
それなのに。

どんなに己を律しようとしてもこの気持ちだけは止められない。
この気持ちを抑えようとしてもあの双眸に見つめられるだけで、あの低く落ち着いた声で「カタリナ」と私の名を呼ばれるだけで、心が躍ってしまう。あの方の名前を心に思うだけで胸が甘く痛む。

だが、この恋は実らないと分かっている。 ロアーヌの為なら己も犠牲にするあの方がこの国にとって何の利益にもならない私を、絶対に選ばない。国の発展に貢献できない私はあの方と結ばれることは未来永劫望めないのだ。

ならば。あの方が私を必要として下さる限りは、この想いをあの方への忠義に換えて、自分の剣と命を捧げるしかないのだ。あの方の近くでご奉仕できるのはこの上もない喜び。だがそれは自分の気持ちをひた隠しにしなければならない辛さもある。
いっその事私が男だったなら、この苦しみから解放されるのだろうか。

 
 

多分、カタリナさんは普段こんな事を考えながらミカエル様に仕えているのですよ。そんな気持ちで見つめられてるとは露知らず、つれない態度なミカエルはカタリナをタフターン山に連れてった訳ですね…。てか、
殿、初デートでタフターン山攻略とは難易度高すぎでございます!!なにとぞお考え直しを。
と思いながらもミカエル様は一度決めると人の話はきかないのでこのままタフターン山に突入です。
ちなみにこれが今回メインヒロイン&ヒーローのステータスです。

カタリナ HP729 WP128 (王冠付)
     剣・大剣31 斧・棍棒0 小剣・槍26 弓0 体術9
     腕力18 器用さ19 素早さ26 体力19 魔力8 意志力14 魅力17 

ミカエル HP430 WP28 JP15
     剣・大剣11 斧・棍棒3 小剣・槍16 弓2 体術0 太陽5
     腕力16 器用さ17 素早さ19 体力15 魔力18 意志力21 魅力21
 
…あなたの来るのが遅すぎたのよ!!
いくら温厚なレディで通っていると言われているアイラさんだって荒ぶることが無きにしも非ずです。何ですかこの差は。もう突っ込みどころ満載じゃないですか。
得意な武器レベルがカタリナの約半分って。まぁそれは意外と早く上昇するとしても、乙女チックな腕力16って。病気がちだった深窓の令嬢と同じってどうゆうことですか。それも底上げできるけどWP28って。どんな技を使えと。そんなすぐに上がらないし。
でも、フォルネウスを倒した今のカタリナには怖いものなしですぞ。それにミカエルも強力な装備をすればそれなりな強さになるのではと微かな期待をしながらビューネイ三人衆と対決です。
なな!なる…なるほど…。ミカエル様の実力、見極めさせて頂きました。ミカエル様は、護ってみせる!

 
いったん引き返してミカエル様を鍛えた後、ビューネイ本戦です。
護るように王の前に立つ忠烈の女騎士に、従者をいたわる主君。絵になりますね。なんだ、カタリナ攻撃役・ミカエル回復役ないつものライフシールドじゃんって思った人は後でカタリナさんから思いっきりムーランルージュ喰らっといて下さいね☆脅威のアースライザーも、後衛のミカエルまでは届きません。ミカエル様命のカタリナさんも安心のライフシールドなのです。
三連撃・尾撃・グライダースパイク・超高速ナブラ等、物理攻撃が多いのでこれまたカウンターで殺らせていただきます。ここでミカエル様が閃いてくださった反撃率の高い小剣技、マタドールで華麗に倒したかったのですが極意をまだとっていただいてないので大剣の切り落としで頑張ります。(極意取るまで待て)
領民を護るためにロアーヌ侯ミカエルとその嫁になる前のカタリナがたった二人で魔龍公ビューネイに立ち向かうなんて。しかもカタリナの手にはロアーヌ侯家に伝わる宝剣マスカレイドが。
ああ、これは伝説になるよ。詩人さんもきっと語り継いでくれる程の素晴らしい戦記になるねこれは。…新しい詩じゃなくて、古い詩でお願いします!!

最終段階で繰り出される連続技 トリニティーブラスターは脅威そのもの。攻撃は2タイプに分けられます。
トリニティーブラスター1は凝視・サイレン・吸血
トリニティーブラスター2は炎・くちばし・ファングクラッシュ
カタリナはこれらの吸血時の毒と炎を防ぎ、鎧の中では軽量のヒドラレザーを、ミカエルは怪音波・ララバイ・サイレンの音波攻撃を防ぐ白銀の鎧で、凝視の見切りと、電撃対策にラバーソウルをお揃いで着けます。
まず、カタリナはマスカレイドをウェイクアップさせます。
ミカエル様に勝利の詩を詠ってもらい、その美声でカタリナにやる気を出させます。その後はひたすらマスカレイドで切り落とし。たまにダンシングソードします。
ミカエルはまだWPが50にも満たないのでエイミングを使うことに。ライフシールドの後列はもともと攻撃速度が遅くなるので最後行動でもデメリットは感じません。
ラストはマスカレイドから発動する切り落としてビューネイをやっつけてロアーヌを護り抜きましたとさ。
 
習得した技
小剣  マタドール
槍    活殺獣神衝
見切り 触手
 
 

「この戦いが終われば、褒美にお前の願いを何でも叶えてやろう」
「何でも、ですか…?」
私に出来ることならばなとロアーヌ侯爵は口の端を少しだけ歪めて笑った。そうですね…寂しげに近従は笑いながら考えた。本当の願いなど叶う訳ないのだ。それなのに一瞬胸がときめいた自分をカタリナは恨めしく思った。
「私はミカエル様と…一緒に」
一緒に…。その先の思考が一時停止した。
この戦いで命を落とすかもしれない。悔いが残らないようにこの想いだけでも伝えても良いのではないか。カタリナの心にそんな迷いが生じた。
「一緒に、オーロラが見たいのです。」
死ぬまでこの気持ちは出してはいけない。カタリナは本心を飲み込んで自分の「希望」を述べた。
「わかった。その約束は必ず果たそう。―来るぞ。」
ミカエルは短く答えるとアビスゲートに視線をやった。あわれな虫けらども…奈落の底から聞こえる声と共に魔龍公ビューネイが姿を現した。